『沈黙の春を生きて』
【配給・宣伝】/坂田雅子(さかた・まさこ)監督/2011年/87分/日本/©2011 Masako Sakata
1962年にレイチェル・カーソンが著した「沈黙の春」は、当時隆盛を誇った農薬の危険性を予言し、DDTが禁止されるきっかけとなりました。一方、その頃のベトナムでは米軍による枯葉剤散布が始まりました。枯葉剤には人体や自然環境に多大な影響を及ぼす、猛毒のダイオキシンが含まれていました。
枯葉剤は400万人のベトナム人に直接散布され、その被害は戦後35年を経たいまも続いています。また、当時ベトナムに駐留していた米軍兵士も枯葉剤を浴び、帰還兵の多くがいまだにその影響に苦しんでいます。
被害は彼らの子供や孫の世代にまで及び、帰還兵の娘であるヘザーは片足と指が欠損して生まれました。ヘザーはベトナムを訪ね、ベトナムの被害者と出会い、両国の被害者が繋がっていくことの大切さに気づいていきます。
公式サイト→http://www.cine.co.jp/chinmoku_haru/
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