Regard

坂田雅子(さかた・まさこ)

ドキュメンタリー映画監督

長野県に生まれる。65年から66年、AFS交換留学生として米国メイン州の高校に学ぶ。帰国後、京都大学文学部哲学科で社会学を専攻。1976年から2008年まで写真通信社に勤務および経営。

2003年、夫のグレッグ・デイビスの死をきっかけに、枯葉剤についての映画製作を決意。2007年、『花はどこへいった』を完成させ、毎日ドキュメンタリー賞、パリ国際環境映画祭特別賞、アースビジョン審査員賞などを受賞。

2011年、NHKのETV特集「枯葉剤の傷痕を見つめて〜アメリカ・ベトナム 次世代からの問いかけ」を制作し、ギャラクシー賞、他を受賞。同年2作目となる『沈黙の春を生きて』を発表。仏・ヴァレンシエンヌ映画祭にて批評家賞、観客賞をダブル受賞したほか、文化庁映画賞・文化記録映画部門優秀賞にも選出された。

2014年、「核」と人類の歩みを描いた『わたしの、 終わらない旅』を公開。現在、脱原発を宣言したドイツの歴史的背景を、市民運動の観点から描く『あしたへの道
〜ドイツの選択(仮)』を製作中。

監督作品